キャラクター紹介

青い夕方・雨情楼閣のネタバレがあります！

シャー＝ルギィズ

ザファルバーンの王都のカタスレニア地区に
ひっそりと住み着いた変な青年。
見事なまでの三白眼とくるくるの黒髪のポニーテールが
印象的。時に変質者と間違われるほど怪しい風体であるが、
本人は軽くてお調子者なだけである。人にたかるのがうまく、
無一文で酒場にやってきては、周りに恵んでもらっている。
臆病で喧嘩には弱いが、どういうわけか人に好かれる方で、
酒場では「兄貴」と慕われている。踊りがうまく、
同姓同名の男と呼び分けるため
カタスレニアのシャーというあだ名で呼ばれることもある。
推定年齢二十代前半。

リーフィ

カタスレニアの酒場の酌女をつとめる娘。
大体に無表情でともすれば無愛想に見えるが
知的な美人で、なかなか度胸もある。
その表情とは裏腹に、心優しく義理堅いところがある。
シャーに助けてもらってからは、彼の協力者に。

ゼダ
大富豪の御曹司カドゥサに使える使用人の冴えない男……
だが、実は彼こそが……。割合に酔狂な男だが、性格などから
シャーとは犬猿の仲。シャーに「ネズミ」というあだ名をつけられて
いるが、別に彼が小さいわけでも、ネズミににているわけでもなく
どうやらシャーが「オレの取り分をかじる」という意味合いでつけている
あだ名らしい。奇妙な剣を使う。

ベリレル
リーフィのかつての恋人。美男子だが、博打好きで乱暴。
リーフィまで利用しようとしたことから、シャーにたたきのめされるが……

ザフ
ウェイアード＝カドゥサの身代わりをつとめるカドゥサ家の使用人。
二枚目のすっきりした青年で、本当は忠誠心がかなり厚い。

アティク

シャーの舎弟。気の弱い大男。
心優しいためか、シャーに酒をたかられる回数は、
他の面々の倍ぐらいある。

カッチェラ

シャーの舎弟。毒舌家で頭の回る青年。
アティクとは仲がよいらしい。なんだかんだでシャーに
無茶をいうが、シャーのことは気に入っているようだ。

シャルル＝ダ・フール＝エレ・カーネス

現ザファルバーン国王。前の王の落胤に当たるらしく、
本来は正式な継承権は持たなかった。
病弱で政治ができないため、宰相のカッファに政治を
一任しているらしい。