キャラクター紹介
若干雨情楼閣などのネタバレがあります!
シャー=ルギィズ
年齢は二十代前半。カタスレニア地区をふらふらして、舎弟のまわりをたかり歩いている青年。癖の強い髪の毛と三白眼が大きな特徴。一見ただの臆病なお調子者だが……。惚れっぽく振られやすい。結構嫉妬深かったりすることも。風体は割りと不審な感じなので、何かと間違えられることも多い。
リーフィ
シャー行きつけの酒場に勤めている娘。美人だが、基本的には無表情で、妙に冷静な性格。見かけはしっとりした美女風だが、中身は妙に男らしくさっぱりしているところもある。シャーのことは、完全に相棒だと思っている模様。
ジャッキール
年齢は三十前後。端正だが冷たい顔立ちの、どことなく陰気な傭兵。好戦的でためらいなく人を斬り、血に飢えたようなところもある危険な男。その一方で、武人としてのプライドがかなり高く、古風で頭も固い。しかし、実はちょっと騙されやすい。出身地経歴不詳。
ゼダ(ウェイアード=カドゥサ)
年齢、二十代前半。大富豪カドゥサ家の一人息子だが、普段は使用人に身代わりをさせ、自分は小間使いのふりをしている。普段は大人しい喋り方の、冴えない男といった印象だが、本性はちょっとひねくれているが立ち回りのうまい伊達男である。いわゆる遊び人。変わった刀の使い手。シャーに、ネズミとあだ名される。
ハダート=サダーシュ
ザファルバーン七部将の一人である将軍。貴族的な優美な物腰のスラリとした二枚目だが、彼本人はなりあがりものであり、普段は口が悪い。好奇心の塊なので、時々街に出ては、暇つぶしに市井のちょっとした事件を拾っていることも。ほうぼうにコネクションがある。
シーリーン
娼館にいる妓女。元々はお嬢さんだったらしいが、家が落ちぶれて苦界に身を落としている。慣れない仕事から病気になり、追い出されそうになっているところをゼダに助けられ、彼の庇護のもと静養している。弱いが心優しい娘。
メハル
王都の治安を守る王直属の軍、ようするに警吏の隊長。一見、ただの直情径行な兵隊だが……。
ハルミッド
刀鍛冶。ジャッキールの剣を作った男だが、少々剣作りにのめりこむあまり、狂気をのぞかせることもある。主に西渡りの剣の名匠として有名。
テルラ
ハルミッドの弟子。まだハルミッドに弟子入りしてそれほど時間は経っていないが、師を尊敬している。
ラタイ
ハルミッドの弟子。テルラの兄弟子に当たり、ハルミッドの代わりに客の応対などに当たっている。
カディン
好事家の貴族。珍しい刀剣集めにこっているという噂である。花街にいりびたり、素性の怪しい連中を従えている。
パーリア
酒場で働いている娘。目撃者。
レル
リーフィの近所に住む少女。母を迎えに夜外に出て行くが……。
ザフ
ゼダの影武者にして忠実な召使。やや気まぐれな主人を常に心配している。
カッチェラ&アティク
酒場にいるシャーの弟分たち。ちょっと冷めた皮肉屋のカッチェラと、のんびりして心優しいアティク。常にシャーにたかられているが、なんだかんだで彼におごってしまう。
シャルル=ダ・フール=エレ・カーネス
ザファルバーンの現国王。病弱ゆえ、政治には携わっていないとされているが、何かと謎も多い。