シャルル=ダ・フールの王国・幻想の冒険者達/©渡来亜輝彦2005
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暗殺編:キャラクター紹介

シャー=ルギィズ

ザファルバーンの王都のカタスレニア地区に
ひっそりと住み着いた変な青年。
見事なまでの三白眼とくるくるの黒髪のポニーテールが
印象的。時に変質者と間違われるほど怪しい風体であるが、
本人は軽くてお調子者なだけである。人にたかるのがうまく、
無一文で酒場にやってきては、周りに恵んでもらっている。
臆病で喧嘩には弱いが、どういうわけか人に好かれる方で、
酒場では「兄貴」と慕われている。踊りがうまく、
同姓同名の男と呼び分けるため
カタスレニアのシャーというあだ名で呼ばれることもある。
惚れやすく、さらに振られやすい。
推定年齢、二十二、三歳。


ラティーナ=ゲイン=サーヴァン

シャーを大親分のシャー=レンク=ルギィズと間違えて
酒場にやってきた娘。気が強くて意地っ張りな感じだが、
目的のために、一途に突き進んでしまう危うさを持っている。
シャーにうっかりと国王暗殺を依頼してしまった上、
彼に一目惚れされてしまい、どうしたものか考えている。


ハダート=サダーシュ

ザファルバーン七部将の一人。銀髪の上品な貴族といった
外見で、その通り物腰が柔らかい。だが、実際は、
主替えを何度も行った不実者であり、シャルル付きの
武官たちのなかでの信頼度は低い。将軍だが、武術よりも
むしろ知謀を買われた。
近頃ラゲイラ邸に入り浸っているようだが…。


ジェイブ=ラゲイラ

ザファルバーンの貴族で富豪。でっぷりと太った男だが、
その外見と合わず慎重派で知能派。常識を知るタイプであり、
本人は手荒なことはあまり好かないようだ。
反シャルル派最大の勢力であるが、用心深い彼が口を閉ざして
いるため、その実体をつかんでいる者はほとんどいない。

ジャッキール

ラゲイラに雇われている傭兵。陰気で流血を好む好戦的な
男である。どういうわけか、シャーとの戦いを望んでいる
ようであるが……。


カッファ=アルシール

ザファルバーン宰相。元々は武官の為、ややぶっきらぼう。
シャルルの教育担当者であり、後任者のような存在。



アティク

シャーの舎弟。気の弱い大男。
心優しいためか、シャーに酒をたかられる回数は、
他の面々の倍ぐらいある。


カッチェラ

シャーの舎弟。毒舌家で頭の回る青年。
アティクとは仲がよいらしい。なんだかんだでシャーに
無茶をいうが、シャーのことは気に入っているようだ。



シャルル=ダ・フール=エレ・カーネス

現ザファルバーン国王。前の王の落胤に当たるらしく、
本来は正式な継承権は持たなかった。
病弱で政治ができないため、宰相のカッファに政治を
一任しているらしい。
見かけは、上品な青年といった感じである。



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