辺境遊戯・カルヴァネス地図

カルヴァネス王国


以下、レックハルドとファルケンが
それぞれの町などについて解説します。

性質上、ややネタバレの要素を含んでいる事がありますので、
ご注意ください。

シレッキ

レック「レナルのテリトリーから一番近かった町だが…」
ファルケン「意外とマジェンダ系の人多いよな、ここ」
レック「キルファンドとディルハート王国の中間だからな、
    一旦休憩するにはいいから、人がたまるんだろ」
ファルケン「なるほど」
レック「田舎といえば田舎なんだが、まあ困らない程度には
    ものが手に入って、居心地はわるかねえぜ」

サライの家

レック「元ディルハートの宰相という触れ込みのサライ=マキシーンという
    隠者の家だな。お前知ってるだろ? ほとんど辺境に入りかけの
    ところにあるんだぜ」
ファルケン「まぁなあ。…あの爺さん、結構意地悪だろ」(苦笑)
レック(こいつがこういうということは、あの爺、マジだな。)
   「そういや、サライさんの家の近くの町にいってたよな、
    あれ、どこ行ってたんだ?」
ファルケン「辺境のふもとのほうでちょっと山の下になっている
      田舎貴族の領地だよ。なんだっけ、タージとかいったかな。
      小さいけど、それなりに工芸品はあるんだよな」
レック「そりゃ貴族のお膝元だからな。色々あるだろうさ」

ノルチェ

ファルケン「オレの古い知り合いのネイアがいるところ。
      辺境に入り込んだ集落としては、まあ大きいほうだな」
レック「ほう、じゃあ他にもあるのかよ」
ファルケン「あるにはあるけど、一家族だけとか、一族で住んでるだけってのも
      かなりあるらしい」
レック「…ふーん…、お前、できるならここに住みたかったのか?」
ファルケン「まあ、昔の事だけど。(ちょっと寂しげ)」
レック(薮蛇つついた感じだな…)「ま、まあまあ、それよりも、
   村としてはどうなんだ?」
ファルケン「どうなんだって、…そうだな。辺境に対してはすごく敏感だな。
      おそれうやまってるって感じがする。産業は特に無いけど、
      食べ物に困るようなところじゃないな。時々町にでて出稼ぎに
      行く奴がいて、そのときに物資を手に入れてくるんだ」
レック「なるほど、だから行商人はありがたいってお前が言ったわけだ」
ファルケン「奥地過ぎてなかなか出て行けないからな、あそこ」

アネーシャ

ファルケン「この辺はレックのほうが詳しいんじゃないか?」
レック「よく言うぜ、お前このあたり出入りしてたらしいじゃねえか」
ファルケン「まあなあ。…一口に言ってしまうと、商業系の港町だよな」
レック「そう、その通り、国境に近いが結構栄えてるんだよ。ここ」


イリンドゥ

ファルケン「ここは、ますますレックのほうが…」
レック「仕方がねえな。カルヴァネス辺境(いわゆる国境地帯)としては、
    最大の交易都市だ。マジェンダ系の商人がうろちょろしてるよ」

キルファンド
レック:カルヴァネス王国の王都だ。
    政治の都市って感じだな。商業では
    ヒュルカのほうが上だ。
ファルケン:そうなのか。オレは何回か行ったけど、
      建物がすごかったな。
レック:まぁな。だてに首都は名乗ってねえって。
    その内、オレたちも行くだろうけど。
    あ、そういや、作中じゃまだ行ってないんだ。
ファルケン:ダルシュの所属してる騎士団があるのは
      こっちなんだ。よく行き来してるみたいだな。


ヒュルカ
レック:この国一の商業都市だ。
    マリスさんが郊外に住んでたりするんだぜ〜。
ファルケン:でも、レックが一番長く悪事を働いてたんだよな。
レック:つ、つまらねえ事覚えてんじゃない!
    …ま、とにかく、繁華街には闇の部分も常にあるってことよ。
ファルケン:オレも騙されないようにしないと…。

ピリス
レック:こっちも商業都市だ。こっちの方が古いから、
    雰囲気はちょっと下町風だな。
ファルケン:ここはタンジスの魚屋があるんだよな。
レック:そうだ。けっこー世話になってんだよな、
    あのオヤジには。
ファルケン:いい人だよな。また、今度よって行かなきゃ。

ナナスー
レック:いわゆる漁村だな。ただ、郊外には、競馬場や
    娯楽施設が立ち並んでいたり、温泉があったりして
    観光地にもなってるんだ。
ファルケン:あ〜…競馬ね〜。
      レック…何期待の目を向けてるんだよ〜。
レック:お前の勘は、天才的だ。
    また、今度も当てろよ!万馬券!
ファルケン:…レック…。「あくせんみにつかず」って
      言ったのはレックだぞ?

べレス
レック:辺境越えして、オレたちがたどり着いた町だ。
    ここは、田舎だが、意外と金払いはいいんだぜ。
ファルケン:オレたちが最初に行ったのはここだったよな。
レック:…人生初めての辺境体験は…さすがに死ぬかと思った。
ファルケン:今じゃレックもエキスパートだよな。
      うん、優秀。 
レック:えらそーな口聞くな!

クレティア
レック:クレティア大橋っていうでっかい橋が架かっていて、
    そのために、東西カルヴァネスを繋ぐ中継点と
    して栄えている商業都市だ。関所があるぜ。
ファルケン:でも、そういえば、レックはクレティアは
      初めてって言ってたよな?でも、マジェンダから来るには
      あの橋越えないといけないんじゃ。
レック:辺境近くのふかーい所に、一本危なっかしい橋が
    架かってんだよ。他にも、船って手があるだろ?
    そういうので、よく往復してたんだよ。
ファルケン:なるほど。その手があるか。
レック:ちなみに、西と東に分かれていて、
    西は、カルヴァネスや隣国ディルハートの品物。
    東には、マジェンダ草原から運ばれてきたものなどが
    あふれかえってるぜ。オレたち商人としては、
    珍しいものを手に入れるための、一つの重要な拠点だな。
ファルケン:なるほど。勉強になるな。


©akihiko wataragi.2004.